『ウォーレン・バフェット伝 スノーボール』の読書企画。今日は第2章です。
あまり日本では知られていませんが、毎年7月に米アイダホ州のサン・バレーで開かれる完全招待制のカンファレンスがあります。アレン&カンパニーの主催で、世界のビジネス界の大物やハリウッドセレブが招かれます。
たとえばビル・ゲイツ、スティーブ・ジョブズ、アンドリュー・グローブ、マーク・ザッカーバーグ、エリック・シュミット、トム・ハンクス、ルパード・マードックと少し上げただけでも錚々たるメンバーです。日本人では過去に、SONYの平井一夫さんや、楽天の三木谷さんが招待されています。
バフェットは毎年、このカンファレンスに参加するのを楽しみにしています。バフェットともなると、プライベート・ジェットで家族ぐるみで参加します。娘の彼氏や孫も一緒です。家族のバケーションの機会として、このカンファレンスを利用しているのです。
この章では、1999年のカンファレンスでのバフェットの様子が書かれています。ほとんど講演の依頼を受けないバフェットがこのときは珍しく講演をして、しかも相場の予想までしています。
バフェットのスピーチは、ウェットに富んでいて、ユーモアたっぷりです。意外に思うかもしれませんが、下ネタも結構言います。
バフェットは「人にどう思われるか」というのに気を配っています。”褒めるときは名指しで褒め、批判するときは、不特定多数を批判する“ように表現します。こうすると聞いている人は刺激的であっても、不快な思いをしないのです。このテクニックは、仙人さんもX-Buddhaの中で公開していたりします。
最後に、バフェットがこの講演の中で取り上げた本のリンクを貼っておきます。投資の世界では伝説的な名著みたいです。読んでみようかしらん。
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